現在完了形とは?4つの基本的な使い方を例文付きでわかりやすく解説

 

悩んでいる人

・現在完了形って何なの?

 

・一体何を表しているの?

 

このような悩みを解決していきます。

 

ざっくりとこの記事をまとめると

  • 現在完了形の基本
  • 現在完了形のポイント
  • 基本的な文章の作り方
  • 副詞を加えた4つの変化

といった内容を解説しています。

 

この記事を書いてる人

フィリピン・オーストラリア・カナダの留学経験(2014〜2019年)

カナダで永住権を取得(2019年)

カナダのカレッジに進学予定(2022年〜)

     

    しん

    それでは現在完了形を理解していきましょう!

     

    現在完了形の基本

    現在完了形とは、haveと過去分詞を組み合わせてた形の文章で

    • 結果
    • 継続
    • 経験
    • 完了

    の4つの意味を表します。

     

    しん

    現在完了という言葉を使っていますが、これは現在の時点で完了した(終わった)ことではありません。

     

    またややこしいので覚える必要もありません。

    大切なのはこれから解説する4つの意味に共通することです。

     

    先程話した

    • 結果
    • 継続
    • 経験
    • 完了

    の4つの意味には共通しているものがあります。

    それは過去から現在に続く流れです。

    言い換えると「今までの積み重ね」になります。

     

    この1点をしっかりと理解しておきましょう。

     

    現在完了形のポイント

    現在完了形のポイントはhave+過去分詞の組み合わせることです。

     

    しん

    そのためhaveと過去分詞を先に理解しておく必要があります。

     

    have

    【have】の意味は「広い意味で所有する」状態です。

     

    これは目に見えるもの、目に見えないもの、人でもモノでも所有することが特徴です。

     

    さらに自分の意思、あるいは自分の意思とは関係なく所有することができます。

     

    つまり【have】は広い意味でなんでも所有することを表しています。

     

     

    過去分詞

    過去分詞とは、過去の動作の結果です。

    これは、ある過去の動作によって生まれた状態です。

     

    例えば、

    「食べる」という動詞の場合、過去形は「食べた」になります。

    この「食べた」は過去の動作ですが、この「食べた」という過去の動作によって生まれた「お腹いっぱい」や「お腹痛い」という今の状態が過去分詞になります。

     

    多くの場合「~した状態」または「〜された状態」という訳になります。

     

    今回の現在完了形の場合は、主語が行う動作であるため「〜した状態」と訳されることが多くなります。

     

     

    現在完了形の共通の意味

    ポイントを抑えたので、基本的な文章を作っていきましょう。

     

    現在完了形の文章は、主語→have→過去分詞→+αというの順番になっています。

     

     

    (I have)主語が「何か」を所有していることを表し

    「何か」を表す過去分詞を加える(過去の動作の結果を加える)

    過去分詞の内容によって+αの部分に目的語や補語を加えます。

     

    つまり、主語が過去の動作の結果を所有していることが共通の意味になります。

     

    しん

    これは言い換えると、主語が「今までの積み重ね」を持っているということです。

    現在完了形の基本が理解できたので例文を見てみましょう

     

    基本の例文

    動作を表す動詞の場合

     

    I have eaten breakfast.

    【私は持っている、食べた結果、朝食】という流れから、

     

    【朝食を食べた結果を持っている】→【朝食を食べたことが今に影響している】ことを表しています。

     

    そこから「私は朝食を食べた。」のような訳になりますが、実際に伝えたいことは

    • 「お腹いっぱいである。」
    • 「お腹を下している。」

    といった内容です。

     

    「朝食を食べた」という過去の動作が今までの積み重なったことが想像できます。

     

    しん

    日本語にはない感覚なので、徐々に慣れていきましょう。

     

    状態を表す動詞の場合

     

    I have lived in Japan.

    【私は持っている、住んだ結果、中、日本】という流れから、

    【日本に住んだ結果を持っている】→【日本に住んだ状態が今に影響していること】を表しています。

     

    つまり、住んだ思い出や記憶などを表しています。

     

    そのから「私は日本に住んだことがある」という訳となります。

     

    しん

    状態を表す動詞は、動作を表す動詞に比べて訳が簡単になっています。

    これは

    ・状態を表す動詞→結果は変化しない
    ・動作を表す動詞→結果は変化する

    からです。

    動作を表す動詞は結果を予測する必要があるため、やや面倒ですが、徐々に慣れていきましょう。

     

    結果から広がる経験や継続、完了

    haveと過去分詞の組み合わせである現在完了形は、主語が過去の動作の結果を所有していることが共通の意味になりますが、

    • 回数
    • 期間
    • 今に近い時間

    といった副詞を加えることで

    • 経験したこと
    • 継続していること
    • 既に完了したこと

    のように意味を変化させることができます。

     

    しん

    副詞を加えると全く違う意味になるように見えますが、共通の「今までの積み重ね」は変わりませんので振り回されないようにしてください。

    回数を加えた結果=経験

    I have lived in Japan 5 times.

    【私は持つ、住んだ結果、中、日本、5回】という流れになり、

    日本に5回住んだことがある、という訳になります。

    結果に5回という回数を加えることで、経験であることを明確にします。

     

    期間を加えた結果=継続、でも1回と数えたら経験

    I have studied English for 3 years.

    【私は持つ、勉強した結果、英語、3年間】という流れになり、

    3年間英語を勉強している、という訳になります。

    結果に3年間という期間を加えることで、継続であることを明確にします。

     

    しかし、この3年間を1回の回数という見方にすれば、

    経験を表現している可能性もあります。

    その場合、流れは変わりませんが、

    英語を3年間勉強したことがある、という綺訳になる可能性もあります。

     

    今現在に近い時間を加えた結果=完了

    I have just finished homework.

    【私は所有する、ちょうど、終わった結果、宿題】という流れになり、

    ちょうど主題が終わった、という訳になります。

    結果に「ちょうど」という今に近い時間を加えることで、完了であることを明確にします。

     

    しん

    名前はややこしそうな現在完了形ですが、中身は単なるhaveと過去分詞を組み合わせた「今までの積み重ね」です。

     

    結果を持つ=経験や記憶というポイントを抑えておけば使いこなせます。

     

    ただ日本語にはない形なので、最初は大変に感じるかもしれません。

     

    徐々に慣れていきましょう。

     

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