過去の習慣を表す3つの方法を例文付きで詳しく&わかりやすく解説

 

 

悩んでいる人

・過去の習慣って何?

 

・一般動詞の過去形を使うわけじゃないの?

 

・used to、wouldにはどんな違いがあるの?

 

このような悩みを解決していきます。

 

ざっくりとこの記事をまとめると

  • 過去の習慣の基本
  • used toを使った過去の習慣
  • wouldを使った過去の習慣
  • 一般動詞の過去形を使った過去の習慣

といった内容を解説しています。

 

この記事を書いてる人

フィリピン・オーストラリア・カナダの留学経験(2014〜2019年)

カナダで永住権を取得(2019年)

カナダのカレッジに進学予定(2022年〜)

     

    しん

    それでは過去の習慣を表す3つの方法を理解していきましょう!

     

    過去の習慣の基本

    習慣とは繰り返した行う動作のことです。

     

    例えば、

    • 毎週月曜日になるジャンプを読む
    • 毎朝8時に出勤する
    • ベッドで寝る
    • 京都に住む

    といった繰り返し行う動作が習慣に当てはまります。

     

    こののような現在の習慣は一般動詞の現在形を使って表すことができます。

     

    しかし、過去の習慣になると一般動詞の過去形以外の方法を使って表すことが多くなります。

     

    しん

    一般動詞の過去形も過去の習慣を表す1つの方法ですが、それよりも適した方法が他にある感じです。

     

    過去の習慣を表す3つの方法

    過去の習慣を表す方法は

    • used to
    • would
    • 一般動詞の過去形

    といった3つの方法があります。

     

    どれも共通して過去の習慣を表しますが、それぞれに伝えたいニュアンスが違います。

     

    used to

    【used to】を使った過去の習慣は「〜することが習慣だったこと」を表しています。

     

    【use】は基本的に「使う」という意味で抑えている方が多いかもしれませんが、【use】の他に「慣れている」といったあまり使われない意味があります。

    (※辞書に載っていない可能性もあります。)

     

    しん

    【use】は元々「使う・慣れる」を意味するラテン語【uti】が語源になっており、歴史の中で変化を繰り返した結果【use】になった感じです。

     

    ちなみに【使う→慣れているから使うことができる】という流れで覚えるといいいかと思います。

     

    そのため、【used】といった過去形にすることで「慣れていた」といった状態を表すことができ、そこに前置詞【to】と動詞の原形(To不定詞)を加えることで、慣れていた動作や状態を指し示すことができます。

     

    例えば、

     

    I used to work at Starbucks.

    「スタバで働くことが習慣だった。」

     

    といった具合です。

     

    この例文の場合、【used to】の先に動詞の原形を置いてTo不定詞を作り、「働くことに慣れていた」という過去の習慣を表しています。

     

    しん

    これは昔の習慣だったことが分かるため、はっきりと今の習慣ではないことも同時に表しています。

     

    過去の習慣と言えば、この【used to】が一番よく使われるのでしっかりと抑えておきましょう。

     

    ちなみに、この【used to】の【used】は一般動詞の過去形ですが、どちらかと言えば一般動詞の過去形よりも助動詞という扱いになります。

     

    それは「〜することが習慣だった」といったように【used to】の後に入る動詞の原形を助けているように見えるからです。

     

     

    しん

    使い方が【can】や【will】と似ていることから助動詞のような扱いになるということですね。

    とは言え、【use to】といった現在形の使い方はありませんので注意してください。(助動詞は元々過去形のモノが現在形に変化していったモノであるため)

     

    また「使った」という意味を表す【used】を単体で使えば、もちろん単なる一般動詞の過去形になることを忘れないようにしましょう。

     

    would

    【would】を使った過去の習慣は、頻度を表す副詞を加えて「そう言えば習慣的に〜したな」といった習慣を想像していることを表してます。

     

    【will】が意思を表すため、過去形【would】にすることで意思が離れて「想像」につながります。

     

    例えば、

     

    I would often work at Starbucks.

    「そう言えばよくスタバで働いていたな。(想像)」

     

    といった具合です。

     

    例文の場合、【would often】の先に動詞の原形を置いて、「頻繁に働くこと」を想像しています。

     

    これは単なる習慣の想像ですが、想像が遠くなるイメージがあるため、過去の習慣を表すことができます。

     

    しん

    これは【used to】のようにはっきりとした過去の習慣を表す助動詞よりも、ぼんやりとした想像から過去の習慣を表しています。

     

    そのため、

    ・【used to】→過去の事実的な習慣(現在は違う)

    ・【would】→思い出の習慣

    といった違いがあります。

     

    一般動詞の過去形

    一般動詞の過去形を使った過去の習慣は、頻度を表す副詞を加えて「習慣的に〜した」といった過去の習慣を表してます。

     

    例えば、

    I often worked at Starbucks.

    「よくスタバで働いた。」

     

    といった具合です。

     

    例文の場合、【often】を使って単なる過去の動作が習慣的であることを表しています。

     

    しん

    一般動詞の過去形に頻度の副詞を加えた形は【過去の事実+頻度】であるため、先に解説した2つの助動詞よりも直接的(強くアピールしているように)に聞こえてしまうかもしれません。

     

    それが理由なのか分かりませんが、一般的に過去の習慣と言えば【used to】が使われる傾向にあります。

     

    もちろん、どれを使っても過去の習慣を伝えることはできますが、しっかりとニュアンスの違いを理解して使いこなしていきましょう。

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