・カナダでシェアハウスを探す時はどうすればいいんだろう?
・シェアハウス探しを失敗したくない…
・できるだけ安く抑えたい…
このような悩みを解決していきます。
ざっくりとこの記事をまとめると
- 部屋探しの流れ
- 失敗しないための注意点
- 引っ越しのための基礎知識
といった内容を解説しています。
この記事を書いてる人 fa-chevron-circle-rightフィリピン・オーストラリア・カナダの留学経験(2014〜2019年) fa-chevron-circle-rightカナダのカレッジに進学予定(2022年〜)
fa-chevron-circle-rightカナダで永住権を取得(2019年)
2016年・オーストラリアでは8ヶ月で3回
2017年〜2019年・カナダで7回
引っ越しを経験しています。
部屋探しの流れ
部屋探しのステップは大きく分けて7つです。
- 条件を決める
- ウェブサイトで物件を探す
- 気に入った物件に連絡する
- 返信が来たら内見の約束を取り付ける
- 内見の準備
- 内見の時
- 契約または保留する
1つづつ見ていきましょう。
1、条件を決める
実際に部屋探しを始める前に、自分がこんな部屋に住みたいと条件を書きだしましょう。
ここではワーホリで一番多いシェアハウスの探し方を書いて行きます。
どんな家でも寝れるないいという人はさほど問題ないかもしれませんが、
人によっては汚い所はちょっと嫌だとか、仕事場から離れているのは面倒だとか、
部屋が暗いのは嫌だとか、バス・トイレは別がいいなど、それぞれに好みがあると思います。
全ての希望を叶える部屋はないかもしれませんが、探し優先順位を付けることで物件をある程度絞り込むことができます。
下記の例は、私個人として部屋探しで重視する項目です。
- 相場と比較して安いこと
- 共有部分、特に水回りが綺麗であること
- 学校または仕事場から歩いて20分以内であること
- 夜うるさくないこと
- 英語環境かつ、カナダ人のシェアメイトがいること
ざっとこんな感じです。
これはあくまでも例として、自分の理想をリストアップしてください。
このように譲れる部分と譲れない部分を自分の中ではっきりしておくことで、部屋を借りる際の基準を明確にすることができます。
2、ウェブサイトで物件を探す
ある程度条件が決まったところで物件を探し始めます。
ビクトリアでよく使われるウェブサイトは以下の4つです。
Kijiji(英語)
Craigslist(英語)
UsedVictoria(英語)
e-maple(日本語)
各サイトにReal estimeというカテゴリーがあります。
そこに物件の情報が載っているので、条件を絞りつつ見ていきましょう。
3、気に入った物件に連絡する
そして気に入った物件があれば、各物件からオーナーに連絡を取ることができるので、メールやテキストを送りましょう。
場合によっては電話のみしか受け付けていない物件ももあるので、携帯の契約は必須です。
※携帯契約の記事
ちなみに連絡を取る際のメールはテンプレを作っておきましょう。
難しい文章を作ったり、たくさん文章を作る必要は全くありません。
シンプルで大丈夫!
私の場合こんな感じです。
-----------------------------
Hi there,
I am 〇〇 who is looking for a room.
(〇〇です、部屋探しています)
I saw your post on 〇〇 and I am interested in.
(物件を○○で見ました、興味あります)
Is it still available? If so, I would like to see the room.
(まだ決まってませんか?もしそうなら、部屋を見てみたいです)
Please let me know.
(知らせて下さい)
Thanks
〇〇
-----------------------------
4、返信が来たら内見の約束を取り付ける
オーナーから連絡が返ってきたら内見の日程を決めましょう。
物件は早い者勝ちであるため、場合によっては向かっている途中に決まることさえあります。
連絡が来たら素早く返信し、その日の内、もしくはできるだけ早い日程にしましょう。
5、内見の準備
日程の確認をしておきます。
また相手の住所を再度グーグルマップで調べてバスの運行などを調べておきましょう。
ここで大切なのがデポジット(前払い金)の準備です。
もし物件を気に入った場合、すぐにでも契約できる意思を示しましょう。
その場で決まってしまうことさえあります。
6、内見の時
オーナーに確認することをリストアップしていきましょう。
- 契約期間
- 退去時のルール
- ランドリーの回数
- Wifiの有無
- 光熱費が家賃に含まれているか、含まれていなければ、どれくらい負担なのか?
- 部屋にカギは付いているか
- 契約書やサインの有無
- シャワーの水圧、温度
- 周辺の治安
- ベースメントの場合、虫の有
いくつかの項目は物件の説明欄にに掲載していることもありますが、念のため確認しておきましょう。
確認することもそうですが、部屋を見る際は、その都度気になったことを質問し、メモを取りながら、時間が許す限り、部屋と共有スペースを見て回りましょう。
7、契約
内見した流れでオーナーと意気投合した場合、
自分がこの部屋でOKという場合は、契約をしましょう。
その場でデポジットを払うことになります。
大抵の場合、同時にテナントアグリーメントと呼ばれる契約書を書きます。
もちろん場合によっては、そのようなモノがないかもしれません。
その場合は、デポジットを払ったという証明書を書いてもらいましょう。
そして、入居日の確認やカギの受け渡しなどをそのまま話しましょう。
保留する場合
本当はオーナーと意気投合して、契約に至るのが理想ですが、
納得していない場合は、保留して下さい。
物件は早い者勝ちであるため、オーナーはもしかしたら急してくるかもしれませんが、絶対その場で決めなければいけないというるルールがあるわけでもありません。
一度頭を冷やしたい場合は、オーナーに考えさせてという趣旨を伝え、帰りましょう。
もちろん保留すれば、場合によって後に内見をした別の人がその部屋に決まってしまうかもしれません。
それはもうタイミングなので、そうなった場合はあきらめて新しい部屋を探しましょう。
一度は保留したけど、やっぱり契約したと思ったら、すぐに電話もしくはテキストをしましょう。
注意点
物件を探す時
たくさんの物件が掲載されているウェブサイト中には詐欺まがいの物件もあるので、
条件が良すぎる割りに金額が安い場合は注意しましょう。
詐欺まがいの物件の特徴は、
- 国外にいて、会おうとしない
- デポジットと呼ばれるお金を内見前に振り込ませようとする
- それらしい契約書やパスポート情報を送ってきて安心しようとさせる
- こちらの質問に答えないのに、メールの内容がやたら易しい
なんか微妙だなと思ったらその物件を見に行ってみましょう。
だいたいの詐欺まがいの物件は住所は教えてくれます。
そしてその家に行った趣旨を伝えると、その住所は間違っていたという言い訳をすることが多いです。
内見時
女性の場合、友人と一緒に内見することをお勧めします。
これは防犯上の理由です。
決してビビらせているわけではありませんが、内見する家がどんな家なのか分かりません。
それに、友人と行くことで自分が気付かない所に気付いてくれるかもしれません。
契約時
怪しいと感じたらどんなにいい物件でも断りましょう。
どんな時が怪しいのか?
- サイトに掲載されている写真と違う
- 掲載内容とオーナーの話が違う
- オーナーやルームメイトの様子がおかしい
- やたらと支払いを急かす
早い者勝ちであるため、焦って決めたい気持ちは理解できますが、
今後数ヶ月住む家に嫌な印象を持ったまま入居するのはそれだけで、後悔してしまいそうになります。納得した上で契約しましょう。
部屋探しの基礎知識
家の種類
House
一軒家の事です。
2階建てやベースメントを含めた3階建てなど様々で部屋を貸すとなると、フロアにある空き部屋(A roomやDen)を貸し出す形になります。
そのため、トイレ、シャワー、キッチンは共有になることが多いです。
またフロアを丸ごと貸し出す場合は、ベースメントやもしくは1~3BRなどという呼び方に変わり、他の人と共有する部分がなくなります。
Townhouse
似たような建物が連続して並んでいる住宅の事です。
隣接してはいますが、家ごとに玄関やプライバシーももちろん分かれています。
フロアを丸ごと貸し出すケースは少なく、ある空き部屋を貸し出すケースがほとんどです。
Apartment
日本のアパートメントと似たようなものです。
アパートビル自体は不動産屋が管理している場合が多く、入口の近くに看板のようなものがありVacancy(空室)や電話番号がと書かれています。
部屋の種類は、Bachelorや1もしくは2BRがほとんどです。
2BRの片方を貸し出す場合や、1BRのリビングルームを貸し出てあることがよくあります。
Condominium/Cond
日本でいうタワマンに近いです。
管理人がいて、敷地内にはジムやプールを完備している場所もあります。
部屋の構造、貸し出しはアパートと同じです。
部屋のタイプ
Room for rent もしくは A room(寝室のこと)
一般的な部屋でありベッドと机、いす、クローゼットなどがだいたい備え付けてあります。
トイレ、シャワー、キッチンは共有です。
Den(書斎のこと)
A roomと同じですが、少し狭く、窓がないことが多いです。
トイレ、シャワー、キッチンは共有です。
Master Room(鍵付き、バス・トイレ付きのこと)
A roomに比べ、広くクイーンサイズやキングサイズ等の大きなベッドに、バスルームとトイレ付きであることが多いです。
カップル向け、もしくは友人2人で過ごすことも可能です。
ビジネスホテルにキッチンが付いたような感じです。
キッチンは共有です。
Bachelor Room(ワンルーム)
日本でいう1R、1Kのことです。キッチンもベッドも全てワンルーム内にあります。
1 Bedroom
日本でいう1LDKです。寝室とリビングルーム、ダイニングキッチンがあります。
一般的に1RBと書かれたりするため、2、3 BRの場合は寝室がその分増えることになります。
1BRなど以外は基本時に1Rです。
部屋の大きさや共有部分の境界に違いがあります。
共有部分が少なければ少ないほど、部屋が広くなればなるほどお値段が高くなります。
良く見る単語やフレーズ
部屋を探す時には、ある程度決まった単語が出てくるので、注意してみて下さい。
NP=ペット禁止
NS=タバコや日本で違法なモノは禁止
BR=ベッドルーム=1LDK
Deposit=前払い金(ビクトリアは半月分のお家賃)
Laundry on site=家の中に洗濯機があるかどうか
Laundry in bldg=アパートなどの1階に設置しているタイプの洗濯機
Utility=光熱費(家賃に含まれている場合もあり)
Firnished=家具付き
Unfirnished=家具なし
あまり見かけることはありませんが、
420 Friendly=大麻OK
ということです。注意してください。
相場
2021年現在の相場は以下の通りです。
A room 550~750ドル
Den 600〜750ドル
Master room 650~850ドル
Bachelor 950~1100ドル
1BR 1100~1300ドル
2BR 1450~1650ドル
イーメイプル、クレイグリスト、ユーズドビクトリアなどを検索しまくった結果です。
参考にしてください。